夜空に花火
話は私とユウダイの話に変わる。

「ミサキの彼氏、一度連れてきなさいよ。」

お母さんが言うとすかさずお父さんが口を出した。

「ミサキ、お前はまだ若いから、まともに恋愛なんかしてないだろ。」

「そんなことないよ!」

荒っぽい口調の私とお父さんにお母さんが言った。

「ショーちゃん、ミサキ!」

私とお父さんは部が悪そうに春巻きに箸を伸ばした。
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