好きになっちゃいけない!!
空海に近寄って話しかけた。

「どうしたの?何か、悩みでもあるの?」

空海は、苦笑いをするとフラッとどこかへ行こうとした。

「ねえ!どうしたの?悩みなら、あたしに言って?あたし、空海の彼女なんだよ!?」


そういうと、空海の顔はもっと暗くなって・・・


空海??

なにか、おかしい。

とりあえず、空海を椅子に座らせて話を聞こうとした。


だけど、空海はなにも話してくれない。


ただ、じっと空海を見つめていると、空海はあたしに負けてた、と言うように深いため息を1つつくと、それまで閉じていた口を開いて、ひと言・・・


「亜衣瑠は・・・俺だけを好きか?」


あたしは一瞬で思考回路が止まり心臓が激しく鳴った。

ドキっとした。

だけど、フッと笑うと

「うん。・・・空海だけを愛してる。」

そう言った。


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