好きになっちゃいけない!!
数日経つと、ようやくあたしは落ち着くことができた。


彼を学校の屋上に呼び出すと、この間見てしまったことについて聞いた。


すると、彼はあたしが予想していなかった答えをだした。


「ああ。彼女だよ、2人ともオレの彼女だ」


って。開き直って、ニヤニヤしながらあたしに言った。

くらくらして、倒れそうになった、自分の体をなんとか支える。あり得ない。


この人。頭おかしいんだわ。

あたしは、「二股に悪気は感じないの?あたしだけじゃつまんないって、こと?あっちの女の子は知ってるの?」


彼はしばらく間を空ける。

「悪気?感じねーな。誰だってこんなのやってるって。そうだなあ・・・おまえだけじゃどうも物たりない・・・・佳奈美は・・・しらないよ?」


頭にきた。物足りない、悪気がない、開き直っている・・・すべてにむかつく。



・・・パンっ!!!・・・


「いった・・・!!!なにするんだよ!」


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