好きになっちゃいけない!!
みゆにママは少しうつむくと、
「いつもの亜衣瑠ちゃんの元気がないように見えるの。みゆがなにか悪いこととかしてしまった?」
みゆのママは、少し心配そうな顔をして、また、問いかけてくる。
そうだよ、あんたの娘があたしの彼氏を横取りしたんだよ。
・・・なんて、言えない。だってこんなに優しいママなんだよ?
心配させることなんて・・・
「ねえ・・・?亜衣瑠ちゃん、正直に言って・・・?やっぱり、みゆが亜衣瑠ちゃんに何かやったんじゃ・・・」
違う・・・違うわ・・・本当はみゆは悪くなんかないじゃない・・・?
だって、まず、空海がみゆのことを好きになっていても、みゆは空海のこと好きかもわからない。ってことは・・・みゆが空海に告白したかもわからないし・・・誘惑した、なんてことない。
じゃあ・・・あたしの勘違い・・・?あたしは・・・みゆに八つ当たりに来たっていうの?
「みゆママ・・・違うの・・・みゆは悪くない・・・悪いのは・・・あたし・・・」
みゆのママはあたしにそれ以上話を聞くことなく、あたしを気が済むまで泣かせてくれた。
「いつもの亜衣瑠ちゃんの元気がないように見えるの。みゆがなにか悪いこととかしてしまった?」
みゆのママは、少し心配そうな顔をして、また、問いかけてくる。
そうだよ、あんたの娘があたしの彼氏を横取りしたんだよ。
・・・なんて、言えない。だってこんなに優しいママなんだよ?
心配させることなんて・・・
「ねえ・・・?亜衣瑠ちゃん、正直に言って・・・?やっぱり、みゆが亜衣瑠ちゃんに何かやったんじゃ・・・」
違う・・・違うわ・・・本当はみゆは悪くなんかないじゃない・・・?
だって、まず、空海がみゆのことを好きになっていても、みゆは空海のこと好きかもわからない。ってことは・・・みゆが空海に告白したかもわからないし・・・誘惑した、なんてことない。
じゃあ・・・あたしの勘違い・・・?あたしは・・・みゆに八つ当たりに来たっていうの?
「みゆママ・・・違うの・・・みゆは悪くない・・・悪いのは・・・あたし・・・」
みゆのママはあたしにそれ以上話を聞くことなく、あたしを気が済むまで泣かせてくれた。