好きになっちゃいけない!!
亜衣瑠はしばらくはなにもしゃべってくれなかった。


なにも音がない。静かだ。

お母さんが紅茶とお菓子を持ってきてくれた。


「ありがとうございます・・・」

亜衣瑠はハンカチで自分の目元を押さえながらお母さんに頭を下げる。


パタン・・・


また、静かになった。

すると、紅茶に口をつけ、一息ついた亜衣瑠が口を開いた。


「あたし・・・・・・やっぱ・・・いいや・・・・言えそうなときに言うね。」


亜衣瑠は少し、さびしそうな笑顔を浮かべて、なにも言わず帰った。


・・・?なんだったんだろう?



一体なんであんなに気が動転してたんだろう・・・


亜衣瑠・・・大丈夫かなぁ
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