あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
「ヒロ君は、いつもあなたのペンギンのカップでコーヒーをいれてくれたわ~。

あなたがどう言えば喜ぶか、もうわかってるから、扱いなんてチョロイって言ってたわ~。

浮気がバレて、あなたが怒ってケイ君をいらないって言ったら、一緒に育ててくれるか?とか~ぁ、ほんとに結婚したいのは私だとか~。

あなたがヒロ君のとこにケイ君と来た時なんか~、すぐ帰るって言ったのにぃ、何日も帰らないから~ぁ、私頭にきちゃって電話したのよ~。
写真はヒロちゃんの実家にも送ったわ~。

写真は嘘つかないって~私たちの愛の姿を~見ればヒロちゃんの親も~わかると思ってぇ~」

悪夢のようだった。

悪い夢なら早く覚めて欲しかった。
< 142 / 224 >

この作品をシェア

pagetop