あの夏の永遠~二度と会えない君へ~

嘘……

嘘だよね……
ヒロちゃん……

「あなたのとこに行く時なんか~その後実家に帰った事あったでしょ~。

あの時私もついて行ってて~私どうしてもあなたに会ってやろうと思って、近くにホテルとって探し回ったけど見つからなかったのぉ~」

(この人の思考回路理解できない)

『私達は別に仲良くしてて、一緒にホットケーキ焼いたり普通にしてたわ』

「え~そうなの~ぉ?

指輪だって~江梨ちゃんには無理矢理買わされたけど、これはヒロ君が選んだんだよって~持って来てくれた時~ぃ、私嬉しくて泣いちゃったんだからぁ~」

(注:人妻です)

「私旦那と離婚して~ヒロ君と結婚するつもりだったのよ~」

悪夢が続いた。
< 143 / 224 >

この作品をシェア

pagetop