あの夏の永遠~二度と会えない君へ~

君がいなくなって

今日も君の夢を見ました
君の夢を見た時は
いつも胸の鼓動が激しく
大きなフラッシュバックの波に飲み込まれて
死んでしまいたい程
苦しくて
悲しくて
弱い私になります


無理をして
大人ぶって
別れた分

淋しさも
恋しさも
封じて
見えないふりをして
あの頃を
生きた分


後悔と
悲しすぎた出来事や
君との愛の日々が
押し寄せるのです


すぐに
あの部屋へと
心は連れ戻され


苦しくて
苦しくて

胸が打ち抜かれたような
君をなくした
空洞の
覆いが外れて
喪失感が激しく暴れて
狂ってしまいそうになります


狂えたら
死ねたら
どんなに楽になる事でしょう


君の部屋の机
窓から見える景色
緑のざわめき
光が溢れていたベランダ
お陽さまのぬくもり
私に向けた君の笑顔


喧嘩して
外へ飛び出して
君が迎えに来てくれないか
部屋のドアが見えるところに座って
待ち続けたこと


あの夏からの全てが
君と重ねた夏が
津波のように押し寄せて
生きている事が
こんなに辛いと思う事はありません


いったいどれだけ
君の事を思い
泣いたでしょう


忘れたふりをして
考えないようにしていないと

考えると
今すぐに死んでしまいたくなります


愛しています
今でも愛しています

だけど
伝えるすべがない

今でも君を変わらずに
愛していること
君との愛の結晶が
こんなに大きくなったこと


君にそっくりで
君のことを
まだ小さかったのに
手をつないで動物園を歩いた事を
覚えていて
今でも慕っていること
君に会いたがっていること

それだけを伝えたいのに
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