あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
けれど、奨学金を受け、生徒会の活動もし、立派に卒業した。
成績も悪くなく大学に行けたのだか、江梨は入学金が用意できなかった。
『ごめんね……ユウ。私の甲斐性がないせいで……』
ユウの父親もすでに再婚して、ユウの腹違いの弟が出来てからすでに養育費はとまっており、入学金を頼んだが断られたのだ。
頼みの実家の父も癌で亡くなっていて、母にそんな金はないと言われた。
「いいよ!僕は一年間アルバイトをして、お金貯めて自分で専門学校に行く!」
そう言ってくれたユウ。
離れて暮らすようになり、自分も働き出し、恋愛もするとユウはどんどん変わった。
江梨から親離れするとともに反して、昔の江梨との親子関係が戻ってきた。
ユウは江梨と自分の弟のケイを強く愛している自覚を持ち、自分のしてきた事を詫び、泣いて暮らした。
江梨は何度も一緒に暮らそうとユウに言ったが、友達もいるし自分には自分の生活がもうあるからと、江梨から巣だって行った。
ユウは言った。
「ヒロちゃんと出会って、ケイが生まれて、いっぺんに環境が変わって、それまでは、僕一人の母さんだったのに、僕と母さん二人きりの家族だったのに、ヒロちゃんやケイに母さんをとられて淋しかった」
成績も悪くなく大学に行けたのだか、江梨は入学金が用意できなかった。
『ごめんね……ユウ。私の甲斐性がないせいで……』
ユウの父親もすでに再婚して、ユウの腹違いの弟が出来てからすでに養育費はとまっており、入学金を頼んだが断られたのだ。
頼みの実家の父も癌で亡くなっていて、母にそんな金はないと言われた。
「いいよ!僕は一年間アルバイトをして、お金貯めて自分で専門学校に行く!」
そう言ってくれたユウ。
離れて暮らすようになり、自分も働き出し、恋愛もするとユウはどんどん変わった。
江梨から親離れするとともに反して、昔の江梨との親子関係が戻ってきた。
ユウは江梨と自分の弟のケイを強く愛している自覚を持ち、自分のしてきた事を詫び、泣いて暮らした。
江梨は何度も一緒に暮らそうとユウに言ったが、友達もいるし自分には自分の生活がもうあるからと、江梨から巣だって行った。
ユウは言った。
「ヒロちゃんと出会って、ケイが生まれて、いっぺんに環境が変わって、それまでは、僕一人の母さんだったのに、僕と母さん二人きりの家族だったのに、ヒロちゃんやケイに母さんをとられて淋しかった」