あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
『もしもし……?』
「はい。」
『ヒロちゃん?』
「うん。江梨ちゃん?」
『そう。はじめまして』
「こちらこそ。俺変な声でしょ?」
『そんな事ないよ』
「江梨ちゃんは何才?」
『う~ん。一回り上でね、子供がいたりする』
「そんな風に聞こえないよ!可愛い声だね」
『ほんと?ありがとう』
そしてどこの大学なのか聞いてみた。
ヒロは海を渡った近県の国立大学の法学部と聞いて、ちょっとびっくりした。
『ふ~ん。そうなんだ~。すごいね~』