あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
二度目の時も気が重かった。
まさかヒロに何か大変な事でもあったんじゃないかと勇気を出し電話したら、ヒロの母親が出てきて元気のない声で、
「体の具合が悪くて……銀行に行けていないんです……。明日行きます」
そう言った。
ヒロの母親とまともな会話が一度もできた事がなかったので今度は江梨が驚いた。
『ヒロ君に何かあったわけではないんですね?
良かった……。お体お大事になさって下さい』
「ありがとうございます」
電話を切ってからまた胸が乱れた。
あんなまともなやりとりがお互いできるなんて……。
「振り込みに行きます」
母親が振り込みに行っているなんて、親が払っていると言うことは結婚したのか……?
胸が苦しかった。
ケイが18になったら、養育費で繋がってる縁が何もなくなってしまう……。
(後にまだヒロが独り身だと聞く)
まさかヒロに何か大変な事でもあったんじゃないかと勇気を出し電話したら、ヒロの母親が出てきて元気のない声で、
「体の具合が悪くて……銀行に行けていないんです……。明日行きます」
そう言った。
ヒロの母親とまともな会話が一度もできた事がなかったので今度は江梨が驚いた。
『ヒロ君に何かあったわけではないんですね?
良かった……。お体お大事になさって下さい』
「ありがとうございます」
電話を切ってからまた胸が乱れた。
あんなまともなやりとりがお互いできるなんて……。
「振り込みに行きます」
母親が振り込みに行っているなんて、親が払っていると言うことは結婚したのか……?
胸が苦しかった。
ケイが18になったら、養育費で繋がってる縁が何もなくなってしまう……。
(後にまだヒロが独り身だと聞く)