あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
ケイのこと
ヒロの両親と姉
揉めに揉めていた時に、江梨は何通かヒロの両親宛てに手紙を書いた。
『私をいくら憎んでもかまいませんから、罪のないケイまで憎まないで下さい』
そう繰り返した。
互いに血が昇って江梨も口が過ぎた事もある。
でもヒロの両親は、江梨のアパートに押し掛けて来た時まるで怖いものを見るような目でケイを見た。
夢であって欲しかったのだろう。
私が憎かったせいで、普通に会っていたなら可愛いと思われてたのにね、と、後でヒロが言った。
現に江梨がヒロの実家に一番初めに電話した時、
「可愛い声の女の子から電話があったよ。」
と、言っていたらしいし優しい応対だった。
今はどうなのだろうか。
ケイにもし会ったら、愛しいと思ってくれると信じたい。
『私をいくら憎んでもかまいませんから、罪のないケイまで憎まないで下さい』
そう繰り返した。
互いに血が昇って江梨も口が過ぎた事もある。
でもヒロの両親は、江梨のアパートに押し掛けて来た時まるで怖いものを見るような目でケイを見た。
夢であって欲しかったのだろう。
私が憎かったせいで、普通に会っていたなら可愛いと思われてたのにね、と、後でヒロが言った。
現に江梨がヒロの実家に一番初めに電話した時、
「可愛い声の女の子から電話があったよ。」
と、言っていたらしいし優しい応対だった。
今はどうなのだろうか。
ケイにもし会ったら、愛しいと思ってくれると信じたい。