あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
君と出会ったのは、私が地元のある大学の講師にいいように遊ばれボロボロになった夏だった。

私が流産した時大学講師は病院に私を連れて行き、私が内診中にいつの間にか私の許しもなくあたり前顔で診察室に入っていて、私が診察室の椅子に座るなり医師にこう言った。

『先生、彼女流産してるって言うんですが、本当に妊娠していましたかね?』


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