あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
君の唇の硬さ
君の涙の温かさ

隠れて泣いてばかりいた
私がまた
泣いていないか
灯りを落とした部屋
指先でいつも
確かめていた

泣いていると
抱きしめて
泣かせてごめんと
そう言うのよ

そしてまた
二人一緒に
泣いていた

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