あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
ありえない恋の訪れ
約束
二人の恋はそれからも電話と手紙だけでどんどん燃えた。
好きだけど飛込めない、年齢差と境遇の壁。
未来など見えない。
でも二人はお互いが出会う前には戻れなかった。
江梨は言った。
『約束しよう。私はヒロちゃんの事が好き。でも未来の無い恋は怖い。
でもヒロちゃんの気持ちがこのまま、ヒロちゃんが二十歳になるまで、私を好きだと言う気持ちが変わらなかったら……、会いに行く。
たとえ先で悲しい別れが待っていても、私がヒロちゃんの忘れられない初めてのひとになりたいから』
「変わらないよ!俺は絶対!俺は江梨ちゃんの最後の男になるよ……」
『わからないよ。人の気持ちは変わるもの……。もともとありえない恋なんだから』
そうして、あっと言う間に冬になりヒロの誕生日がきた。
子供に留守番してもらい、江梨はヒロに会いに行った。
その日の為に用意した服と、綺麗に伸ばした長い髪で……。
(でもヒロがショートが好きと言ったので、まもなく切る事にしたんだけど)
好きだけど飛込めない、年齢差と境遇の壁。
未来など見えない。
でも二人はお互いが出会う前には戻れなかった。
江梨は言った。
『約束しよう。私はヒロちゃんの事が好き。でも未来の無い恋は怖い。
でもヒロちゃんの気持ちがこのまま、ヒロちゃんが二十歳になるまで、私を好きだと言う気持ちが変わらなかったら……、会いに行く。
たとえ先で悲しい別れが待っていても、私がヒロちゃんの忘れられない初めてのひとになりたいから』
「変わらないよ!俺は絶対!俺は江梨ちゃんの最後の男になるよ……」
『わからないよ。人の気持ちは変わるもの……。もともとありえない恋なんだから』
そうして、あっと言う間に冬になりヒロの誕生日がきた。
子供に留守番してもらい、江梨はヒロに会いに行った。
その日の為に用意した服と、綺麗に伸ばした長い髪で……。
(でもヒロがショートが好きと言ったので、まもなく切る事にしたんだけど)