あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
ヒロの部屋にいる時は、夜になると初めのうちはいつもテレビだけの明かりで二人は過ごしていた。
『ご飯の時、見えないとおいしくない!』
江梨がむくれると、
「そうしないと大学の友達がたくさん遊びに来るんだ。
いつも明かりがついていると友達が来て、いつも部屋にあげるのにあげないのは変だから我慢して」
と、ヒロが言った。
(その心配も、まもなくなくなったのだけど、それはまた後で)
ある日など、江梨は真冬にコットンのワンピース1枚と言う薄着で留守番をしていたらヒロから電話がかかってきて、
「どうしても友達が帰りに寄るって言うから、1度上の階に上がって避難してて。
すぐ帰らせるから大丈夫」
と、言われて、江梨は慌ててそのまま避難した。
寒くて寒くて死にそうだった。
でもすぐだから我慢しようと震えていた。
真冬の2月の深夜は半端じゃない。
ところが部屋の明かりはついたままでヒロは呼びに来ないし、何時間も過ぎ江梨は我慢できずに近くのダンプ置き場をうろついて、ダンプのドアを次々にひいたら1台だけ開いていた。
江梨はその中に入り込み寒さをしのいでいたら、20円を見つけたので拝借して近くの公衆電話からヒロの部屋に電話した。
『ご飯の時、見えないとおいしくない!』
江梨がむくれると、
「そうしないと大学の友達がたくさん遊びに来るんだ。
いつも明かりがついていると友達が来て、いつも部屋にあげるのにあげないのは変だから我慢して」
と、ヒロが言った。
(その心配も、まもなくなくなったのだけど、それはまた後で)
ある日など、江梨は真冬にコットンのワンピース1枚と言う薄着で留守番をしていたらヒロから電話がかかってきて、
「どうしても友達が帰りに寄るって言うから、1度上の階に上がって避難してて。
すぐ帰らせるから大丈夫」
と、言われて、江梨は慌ててそのまま避難した。
寒くて寒くて死にそうだった。
でもすぐだから我慢しようと震えていた。
真冬の2月の深夜は半端じゃない。
ところが部屋の明かりはついたままでヒロは呼びに来ないし、何時間も過ぎ江梨は我慢できずに近くのダンプ置き場をうろついて、ダンプのドアを次々にひいたら1台だけ開いていた。
江梨はその中に入り込み寒さをしのいでいたら、20円を見つけたので拝借して近くの公衆電話からヒロの部屋に電話した。