あの夏の永遠~二度と会えない君へ~
江梨は笑っていたけれど、唇や肩が小さく震えていたので美容師が気づき、



「そうですよね!すみません……」

ヒロが電車に乗る姿が胸から離れなかった。





結局その日は会うには会ったが、江梨はやっぱりヒロを深く愛していたので無理だと思い知っただけだった。

やっぱり、私にはヒロちゃんしかいない……。



数日して、市役所のケースワーカーがやって来た。

「どうですか?進展はありましたか?」


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