明日もいつも通りに、会いましょう。

うわ。

どうしよう。

なんか、また緊張してきた。



「………」


「なに、急に今更、黙り込んでんだ?」


「え?…」


そ、それはですね…、
えーっと…。



「はい、どうぞ?」


おばさんが私たちのテーブルに水の入ったグラスを置く。



「ありがとうございます」


礼儀正しくお礼を言う中村くん。



そんな些細な言動だけでも

なんか

もう

うっとりするなあ。




「当ててあげよっか?」


ニヤニヤしながらおばさんが私に話しかける。


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