明日もいつも通りに、会いましょう。
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由美子と私はクラブ帰り、
一緒に甘味屋さんに寄った。
そして
目の前には美味しそうなカキ氷。
抹茶シロップと練乳がけ。
まわりには可愛く、
みかんやパイナップルのフルーツが飾られている。
こんなにもご機嫌要素が用意されてるってゆーのに。
「ケーコがあん時、
叫ぶからめっちゃカッコ悪かった!」
頬をぷうっとさせて由美子が言う。
まあ、あれは私ん中で勝手に盛り上がって、
声が出たってことだから。
「まあまあ」
私は彼女を落ち着かせるように言うとかき氷に手を伸ばし
思わず、一口!
「冷たくておいしいー!」
「そ、そう?」
私の言葉につられ、
彼女もスプーンを手に取りあんみつを食べる。
「美味しい!
運動した後は甘いものよね!」
急に機嫌よくなる由美子。
「うんうん、
吹奏楽なんか結局体育会系のクラブだもんね」
私は抹茶カキ氷、
由美子はあんみつを注文。