明日もいつも通りに、会いましょう。
「ねえ、由美子…」
どうしたのか聞こうとしたとき、
教室のドアが勢いよく開いて先生が教室に入ってきた。
「はいはい、席について?
終礼始めますよ!」
みんなガタガタと自分の席に戻る中、
私も同じように席に戻る。
そして、
席に戻れば。
中村くん。
「なに?」
「え?あっ、なんでもないよっ」
私は両手を振って慌てて答える。
はー…。
なんか、
ためいき出てしまう。
今の私って考えることがいっぱいすぎる。
私の脳みそじゃ足りない!
あーっ、もう。
落ち着いて、
ひとつづつ、解決していこうか。
うん。
先生がいろんな連絡を話しているけれど、
頭の中は他のこと、
考えてる。