明日もいつも通りに、会いましょう。

「ねえ、由美子…」


どうしたのか聞こうとしたとき、

教室のドアが勢いよく開いて先生が教室に入ってきた。


「はいはい、席について?
終礼始めますよ!」



みんなガタガタと自分の席に戻る中、
私も同じように席に戻る。


そして、
席に戻れば。


中村くん。


「なに?」


「え?あっ、なんでもないよっ」


私は両手を振って慌てて答える。



はー…。

なんか、
ためいき出てしまう。


今の私って考えることがいっぱいすぎる。


私の脳みそじゃ足りない!


あーっ、もう。


落ち着いて、
ひとつづつ、解決していこうか。

うん。


先生がいろんな連絡を話しているけれど、
頭の中は他のこと、
考えてる。




< 204 / 346 >

この作品をシェア

pagetop