明日もいつも通りに、会いましょう。
「…山本、今日は休みなのか?」
あ、
中村くん…。
彼の顔見たら、
なんだか落ち込んだ朝でもちょっと安心する。
「おはよ、うん…。
中村くんの言う通りだった。
私がもっとちゃんと注意して気づいてたら…」
「………」
「まあ、それより、
私がもっと頼りがいのある人間だったらよかったんだけど…ね」
あーカッコワル。
なに、愚痴みたいな弱音吐いてんだろ。
「ヒロコは悪くないよ」
そう言って彼は私の隣の席に着き、
カバンからメモのようなものを取り出し
私に渡した。
そこには
数人の女子生徒の名前。