明日もいつも通りに、会いましょう。
「どうして…?
だって中村くん、
クラブにも入ってないし、
由美子と佐々木先輩のこともわかんないでしょ?」
「うん、
そうだね。
わからない。
でもどっちにしても放課後、
ヒロコが威勢よく殴りに行ったところで騒ぎになるのがオチ。
となると事情を知らないひとたちが見たらどっちが悪いって思う?」
うー。
そりゃま、殴った私が悪いってことに…
なるのは目に見えてるけど。
「だから、俺に考えがある」
「考え?」
私は自信満々にそう言う中村くんの考えが全く見当もつかなくて。
どんなに考えてもわからなくて。
でも
ただ私は彼に任せるのがベストな方法ななんだということだけはわかっていた。
だって中村くんは私にとってスーパーマンなんだから。