明日もいつも通りに、会いましょう。



―――放課後。



中庭のベンチのそばで中村くんと私は
あのメモにあった3年の女子生徒たちを待つ。



私が彼女たちを呼び出したって吹奏楽部だってバレたらやってこないだろうから、
と中村くんが彼女たちを呼んだ。


ふたり一緒だけどなんか緊張する。



ここに来る前、
なぜか彼は私に念をおした。


何があっても中村くんを信じること。



その意味がよくわからなかったけど…。



そして
少しして女子生徒たちの姿が見えた。


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