明日もいつも通りに、会いましょう。
「俺もそんなのおかしいって言ったんですよ。
関係ないひと疑うのはよくないですよね?」
中村くんの言葉に当然だといわんばかりに、
彼女たちは頷く。
え?
ちょっと待って。
なんかこの会話の流れ、
ビミョーに私が悪いっぽい感じになってってない?
「ちょっと…、
待って。
話が違う…」
私がそう言った時、
中村くんは私が乗り出そうとした体を片手で制止する。
「でね、
やっぱりね、この彼女、
山本…、山本由美子と仲がいいんです」
中村くんがちらっとこっちを見て、
くすっと笑う。
思わず私はカッとなり言い返す。
「ちょっと!
中村くんっ!
どういう意味よっ!」
「ほら、こういう性格の悪いところ、
山本由美子と似てると思いませんか?」
彼は私の言葉など聞こえてないように3人組に話続ける。