明日もいつも通りに、会いましょう。
え…。
なに?
楽譜読んでるの?
まさか…。
でもそれはあまりにも早すぎるっしょ。
真剣な眼差し。
そしてあっという間に、
楽譜をいろいろと入れ替えて私に差し出す。
「たぶん、
これで合ってると思う」
呆然と楽譜と受け取り確かめる。
「……」
ホントだ、
合ってる。
ちゃんと曲別に、
順番になって。
「どうして…?
音楽やってた…とか?」
「ううん、なにも。
それよりヒロコ、
早く帰らないと。
直、暗くなってしまうから」