明日もいつも通りに、会いましょう。
ちょ…、
その名前で呼ぶのだけは勘弁して。
ヒロコってホント、
男子に呼ばれるとか、
マジで免疫ないから。
「あの、中村くん、
その、ヒロコって呼ぶの止めてくれない…かな?
みんなからはケーコって呼ばれてるから、
そっちで呼んでもらえたらなー…なんて…」
私の言葉に不思議そうな顔をする彼。
あれ?
そんなひっかかること?
「あ…、えっと。
なんかわかんないなら、
いいの、いいの。
別にそれがよかったらそのまんまで…うん」
私は焦って答える。
「どうして?」
へ?
どうしてって…。
さっき説明したじゃん。
みんなからケーコって呼ばれてるから…。