明日もいつも通りに、会いましょう。
「えー?
だってお昼も毎日、
彼と一緒なんでしょ?」
じーっと私を問い詰めるように見る由美子。
最近毎日、
彼女は昼休みは文化祭の打ち合わせとかで生徒会室に行ってるはずなのに。
お昼一緒じゃないのにどうして知ってるの。
「え?
なんでそのこと知って…」
「あんなイケメン、
一緒にいたら目立つでしょうが!
結構、有名になってるよ?
あんたたち?」
ため息混じりに由美子が答える。
そ、そうなのか…。
でもそんな感じでもないんだけど。
自分が勝手に春が来た、
なんて思ってたけど。
でもその実はそうでもなかったり。
そう思ったら。
私はいいけど中村くんには迷惑じゃないかな、
とか思ってみたり。
なんか、
私みたいなのと一緒にって…。