ほんとに、スキ?
私は黙って俯いた。
「どうしてここにいるの?
学校では病室、教えてもらえないはずなのに……」
「教えて、もらえないの?」
私は樺乃ちゃんに尋ねた。
「うん。お見舞いは行っちゃだめなんだって。」
そう、なんだ……
「じゃあどうやって知ったの?」
私は、我ながら図々しいなと思いながらそう聞いた。
「それ、こっちのセリフだけど……
電話で、どうしてもって言って。
晃太のお母さんに教えてもらったの。」
そう、なんだ……
「みふゆちゃんは?」
私は、
事故のことを
包み隠さず、全て樺乃ちゃんに打ち明けることにした。