ほんとに、スキ?
それからしばらく、
私はおばさんと世間話をした。
「そろそろ、帰るけど実冬ちゃんはまだいるの?」
20分ほどしてからおばさんはそう言った。
私は今日、塾もなかったから
「もうちょっとだけいます。」
そう伝えた……
「そう、それじゃあまたね。」
そう言って病室を出ていくおばさんの後ろ姿は、前より痩せてて
元気もない……
私の、
せいなんだよねっ━━…
どうやってお詫びすればいいのか
まだまだ幼稚な私にはわからない…
「ごめん……ぅ…なさい…」
次々と頬をつたう涙……━━
どれだけ泣いたって、
どれだけ謝ったって、
何も変わらないのに。
それでも、
私は涙を流しながら
謝り続けた……