ほんとに、スキ?
病院のロビーへ着くと、
「すわりましょ……」
おばさんがそう言って、
私たちはソファーへ腰をおろした。
「話しなんだけど……」
「はい。」
「やっぱりね、ずっと黙っているわけにはいかないし……話してみようと思うの、事故のこと。」
なんとなくは予想してた言葉。
「そう、ですよね……私、いた方がいいですか?」
「どっちでもかまわないけど……
これから病室へもどってからすぐ、言おうと思うの。」
「じゃあ、私もいていいですか?」
いつか、事故のことは話さなきゃいけないってわかってた……
でも、
こんなに早いなんて……