ほんとに、スキ?


「ッ……そうだよね。ごめんなさい…。」




涙を堪えられなくなった私は、


そう言って病室を飛び出した。






「ハァ…ハァ……」



もう、なにがなんだかわからない。



とにかく思うがまま走った私は、

病室の近くの公園へ来ていた。






走り疲れた私は、

公園のベンチへと腰をおろす。



「どう…しよ。」




もう、

どうしていいのかわからない。











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