ほんとに、スキ?


……月曜日。


昨日は眠れなかったせいか、

目の下には、見事な隈ができた。



「おはよっ実冬!?」


声をかけてきたありすも、

驚いてる。



「ありす……おはよ。」





「もしかして、まだ連絡来ないの?」




先週は、

“きっと週末には、連絡来るよ!!!”


そう励ましてくれたありす。



「……うん。」


でも、まだ連絡が来てないことを知ると


「白浜のやつ、なにやってんだろーね」




こうちゃんに少しだけ、

キレているようだった。





「私、諦めようかな……」



私がそう呟くと、


「今日から学校来るんでしょ?
……なら、文句言ってやる!!!」



私のために、そこまでしてくれて

ありすはほんとに友達思い。



「ありがと。でも、平気だから。
……今日、言ってみようかな。
話があるって……。」




そんなありすに私は背中を押され、

こうちゃんに
話しかけてみることにした。










< 180 / 274 >

この作品をシェア

pagetop