ほんとに、スキ?
「やっほー実冬っ!!!」
「実冬ちゃん、愁くん、久し振り。」
「実冬も愁も、元気だったかー!?」
「実冬ちゃん、愁くん、初めまして。坂本 楓です。」
6月の半ば、梅雨に入ったにも関わらず
空には雲ひとつないこの日に
6人で集まった。
待ち合わせは、私と愁くんの通う大学の近くの喫茶店。
ありす、玲緒くん、飛沫、楓ちゃんの順にお店に入ってきたところ。
「皆、久し振り!!!元気そうでよかったぁ。」
「6人で集まったのは、初めてだな。とりあえず、なんか頼もうぜ。」
皆に続いて、私と愁くんも皆に声をかけた。