アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~









「えっ……?」


?「ありす」





今までの少し遠慮を含んだ言い方ではなく、覚悟を決めたような言い方です。







ありすは目を瞬きました。





懐かしい感触、鼻腔を擽る懐かしい香り。







(暖かい……それに、私、この人知ってる………)





それは、あの約束を交わしたときにも感じたものと同じだと、直感的に悟りました。









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