アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
晃「着いたよ」
やっと、足を止めた晃が言いました。
ありすは上がった息を整えると、俯いていた顔を上げました。
ありすの視界に広がったのはたくさんの緑と家でした。
「ここ………」
晃「オレのお気に入りの場所なんだ」
そういう晃の顔は太陽の光に照らされ、輝いているように見えました。
「っ!!!///」
不覚にも、その顔を見たありすはときめいてしまったのです。
初めて見る、晃の真剣な顔。
それは、とてもかっこよかったのです。