アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
「あ、あの、とりあえず、お席に案内します」
ありすは恥ずかしくなり、早くこの場から離れたい一心で彼らにそう言った。
そして、ありすが歩き出すとその後ろを五人はついていきます。
その姿は親かもの後ろをついて歩く、子かものようです。
見ている分には、微笑ましい光景です。
これが当事者となったら違うのでしょうね。
晃「何かご注文は?」
晃がむすっとした表情で椅子に座った四人に聞いた。
四人は何を思ってか、顔を見合わせると僚が口を開いた。