アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
聖「つまり、一緒に学園祭をまわりたいってことだな」
晃「何だ……そうならそうと、先に言ってよ」
ホッと息を吐く晃。
何を安心しているのですか?
安心するには、まだ早いと思うのですが。
碧「ありす先輩、僕と行きましょう?」
碧がありすの手を取った。
碧は座っているため、必然的に上目使いとなっています。
碧の笑みを見る限り、恐らくそれは計算のうちの行動でしょう。
そうすれば、ありすが断りにくくなると分かって。
そして、碧の思惑通り、ありすは口をパクパクさせどう答えようか悩んでいる様子です。