アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~









薫「ダイヤ」


晃「何?」


薫「ちゃんと言わなきゃ、あの子には伝わらないわよ」


晃「そんなこと、知ってるよ………」


薫「そ?なら、いいけどね」





カウンターのように並ぶ机を挟んで、晃と薫子が話している。







晃の視線の先には、当然のようにありすが居る。





その瞳は優しく、そして何故か、揺らいでいた。









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