アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
「え?あの……何でしょうか……?」
「君、可愛いね」
「あ、ありがとうございます……?」
「あはは!!!君、面白い!!!」
ありすに話しかけたのは、ありすが案内した三人組でした。
「ね。一緒に回らない?」
「いや、あの……」
「イイでしょ?」
「ですから………」
手を掴まれているため、その場から離れることの出来ないありす。
ただ、目を泳がすことしか出来なかった。
そんなありすの背後から一つの影が近付いてきていたことに、
彼女はまだ気付いていない………