アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~







「きゃっ……!!!」


晃「………………」


「これで、イイんだろ?」


晃「そうだね……じゃあ、次は出ていこうか?」


「くっ……チッ………」


「行こうぜ」





男たちは教室の何とも言えない空気に耐え切れなくなったのか、そそくさと出て行った。





そして、そこに残されたのはありすと晃だけだった。







―――……沈黙が流れる。





ありすは一体、自分の身に何が起きたのかさっぱり分かりませんでした。





ただ、分かることは晃の様子がいつもと違うということだけだった………









< 200 / 256 >

この作品をシェア

pagetop