アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~







いつから、晃のことを意識しだしたのかは分からない。





無意識の内に彼の後ろ姿を目が追っていた。







ありすの隣にはいつも晃が居たのです。





転校して来たばかりのありすの傍に……



それが当たり前になっていた。





そんな彼女が、鈍感な彼女が自分の気持ちに気付くなんて、容易なものではありません。





それでも、気付いたのです。







晃のことが好きだと。









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