アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
「「「いえ……ごめんなさい」」」
三人は謝りながら、ぱっと手を離した。
碧はありすの腕を。
僚と晃は、碧の体を。
聖「大丈夫か?ありす」
「う、うん……ありがとう………」
さっきの黒さは幻だったのか、
聖は優しい笑みを浮かべ、ありすを見ている。
累「はあ……貴方たち、少しは考えなさい。
………ああ、貴方たちには考える脳すらなかったのでしたね。
失念していました」
累がため息と共に毒を吐く。
その言葉を聞いて、より一層肩を落とした三人だったとか………