アリスと五つのスート~伝えられるダイヤの心~
聖「それで、ありすは何が聞きたいんだったか?」
「あ、あの……」
碧「なんで、教室に行かないか?ですよね?」
「うん。そう」
ありすから少し、離れたところに座り直した碧が言った。
自分から移動したわりには、碧は不服そうな顔をしている。
聖「ああ。そうだったな」
累「それには、私が答えましょう」
珍しいことに累が説明を買って出た。
いつもだったら、自分の利益にならないようなことはしない累なのだが、
どういう風の吹き回しだろうか。