笑い飛ばせ。



彼女がソファーの上で土下座してるのはスルーして、神代は棚から救急箱を取り出してきて


「怪我した足、出してください」

と 言う。



「..ん? え あぁ ハイ」


頭にはてなを浮かべつつ、
未だにに血が出る膝を神代の方に向けた。




神代はニコリと笑うと
静かに血を拭き取り、消毒液を浸した緜で彼女の膝を拭く。


「痛いいぃ いだだだ」


「うるさいですよ。
我慢してください」



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