紅ずきんちゃん


「泣きそうな目をして……。可哀想な紅ずきん。猫に騙されてはいけないよ?」

ベッドに近づいた紅ずきんに狼は言いました


紅ずきんは少し安心した気持ちになりました


「さぁ紅ずきんや。服を脱いでこっちで落ち着こう」

紅ずきんは不思議に思いました

(…何で服を脱ぐんだろう?)

お祖母さんはジッと紅ずきんを見てきます
紅ずきんはわからないまま服をゆっくり脱ぎました


「じゃあその服を暖炉で燃やし」

「……え?」

「いいから。早くおし」


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