紅ずきんちゃん
紅ずきんは疑問を言いました
「お祖母さん、なんて大きな腕をしてるの?」
「それは、お前をより強く抱きしめられるようにさ」
「お祖母さん、なんて大きな足をしてるの?」
「それは、より速く走れるようにさ」
紅ずきんはお祖母さんを見るのを止め、背を向け、そして辺りを見渡しました
扉は閉まっていています
窓も開いていません
逃げたくても服はすでに燃やしてしまっています
紅ずきんは思い付きました
だけどそれが出来る勇気がありません
紅ずきんは少しでも時間を稼ごうと、また質問を続けました