藍白の鬼

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暗闇にあたしはそこにいた。


何処にいるのかは、分からない。


月の光が池を照らしている。


あたしはその池に足を運ぶ。


池はあたしを映していた。


まだ背が低い。


手にはトラのぬいぐるみ。


あたしは7歳くらいの小さな子供だった。



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