【完】とろける☆かぼちゃプリン
彼なりの優しさが身にしみてきちゃって…じんわりとまぶたをこみ上げた温めた想いとともに涙で濡らした。
「いや…別に泣かすつもりでいったわけじゃなくて…!!」
それを見た星くんは慌てていい繕う…。
「…ごめん…。
星くんが気にかけてくれたのスッゴい嬉しかったから…。」
涙を抑えようと思えば思うほど気持ちが高ぶりセーブ出来ずにとめどなく溢れてきた涙の理由を伝える。
――ププッ――!!
立派な門構えに横付けされた車がからクラクションが鳴らされたのに気づいて‥窓から顔を覗かせた小春さんが星くんに鋭いツッコミを入れた。
「ちょっとー!!
あんた‥!!
今から出かけるって時に女の子泣かせるんじゃないわよー!!」