【完】とろける☆かぼちゃプリン
「うるせぇっ――の!!
とにかく車に乗り込もう!!」
小春さんからどやされた星くんはムキになって言い返しまた私を向き直った後私の手を取り車へと向かった。
小春さんはやれやれといった感じで含み笑いを浮かべ私が車に乗り込んだ後…行き先を確かめた。
「んで………?
どこに行けばいいのかしら?」
「あっ…貢献ゼミナールっていう塾にひとまず向かってもらえますか?
友人の彼がそこを通る筈なんで………!!」
「了解!!
二人とも後部座席のシートベルトはしっかり締めてね!!」
小春さんという可愛らしい名前には似つかわしくないほどに…アクセルをブォンブォンとふかし始め私達を乗せた車は勢いよく走り始め道場を後にしたのだった。