【完】とろける☆かぼちゃプリン


覚悟を決めた俺を悟ったのかはわからないけど…真っ直ぐに伸ばした手を差し出し「頑張ろうね……。」と呟きながら微笑むその表情に俺は引き込まれるように無意識に手を差し出し彼女の手を握った。



掌の先からジンジンと伝わる皐月の温もりになんだか照れ笑いした。



 「ハイハイ………!!


 お二人さん!!



 いちゃつく時間は…手短にね!!!」




互いの手をがっしりと握られているそばにきてデリカシーの欠片も微塵もない姉貴は俺達の両腕を引っ張りった。




 「い…いちゃついてなんかないよっ!!」



ほんとはスゴくドキドキしてたし掌をひきよせて抱きしめたい欲求にかられた。


 だけど………こ、これはきっと共鳴してるからだ!!


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